只管打坐拓本完成まで

水を吹き付け石碑に画仙紙を密着させる
鹿毛のブラシで更に画仙紙を密着させる
タオルで画仙紙の余分な水分を取る タンポに油墨を付け拓本を採取する
道元禅師鎌倉御行化顕彰碑のこと

 当顕彰碑は高祖道元禅師七百五十回大遠忌を記念して、 平成十四年鎌倉に建立されました。 顕彰碑の大きさは五メートル三十センチ「本体部分の 寸法は縦三メートル七十五センチ、幅百三十五センチ <最大幅>」を誇り、唐の武后聖暦二年(西暦699年) に建てられた、則天武后の撰書になる「昇仙太子碑」の 全套本の大きさ(かの有名な飛白の題額を含め 縦四メートル、幅百六十センチ)に匹敵するもので あります。
石碑の形状に合わせ緻密な部分は小さなタンポにより丹念に採取する
拓本を取り終わったところ
新聞紙で水気を取り乾かす 原拓(部分)
  < 拓本本紙 仕様 >

◎本紙寸法  縦107p 横41p
◎本紙縮尺率  1/3.6 (対実物比)

 実物の顕彰碑は香川県木田郡庵治町産の花崗岩(庵治石)を使用しており、 細粒均質で産額は少なく高級墓石材としても著名である。

  < 拓本作者 薮田夏秋氏 略歴 >

1936年6月 京都市出身。父は古代金石学者
1976年8月 中国に拓本技術交流の為渡航
1978年4月 朝日カルチャーセンター講師
1993年 九鳩堂で個展 以後各年ごとに個展
2000年12月 京都学園大学非常勤講師
2001年 フィンランド開催の世界版画会議出席

 また東大寺大仏殿修理時に台座の国宝達弁の拓本を採る。 その他多くの文化財の拓本を採り、実物が破損しても写しが後世に残るようにしている。